兵庫県朝来市生野町

2018年07月01日


兵庫100山に戻る
兵庫100山』 梅雨の晴れ間を狙ったつもりであったが、見事外してしまった。
  最近、気が付いたのが兵庫100山は三巡しているが、既に10年以上御無沙汰している山があることだった。 氷ノ山ですらもう11年も行っていない。
  10年以上前と今では色々なことが様変わりしていると思うので、情報を新たにする為にも登り直したいと思った。 今日は氷ノ山、日名倉山、段ヶ峰の3山を片付けようと思ったが、氷ノ山、日名倉山の登山口に行くも、山頂付近がガスガスで登るのを止めた。
3つ目の段ヶ峰は靄っているものの、ガスは掛かっていなかったので登ることにした。
10年無沙汰の兵庫100山を登るはずであったが
  氷ノ山、日名倉山、段ヶ峰を一番短絡な登山道から登る予定であったが、氷ノ山、日名倉山共に登山口から濃いガスに覆われ登るのは中止した。 帰路に予定通りの段ヶ峰に寄ってみるとガスは掛かっていなかったので登ってみたが、簡単過ぎて運動にはならなかった。
草木川の渓谷
  行きに草木川に吊橋が掛かっていたのが見えたので、帰路に寄ってみたが、それは観光用の
吊り橋ではなく、対岸の別荘に行く為の吊り橋だった。
〔034〕段ヶ峰 (1,103m)
だんがみね
Road Map :R429沿いの百千家満から上千町への林道に入り、千町峠に向かう。
Route Map:千町峠の悠々山荘から山頂を往復する。
登り:25分
下り:27分
往復:56分(休息時間4分を含む)

    標高差:138m
累積標高差:176m
生野町からの林道は崖崩れで通行止となっている。
氷ノ山、日名倉山の登山口を巡って来たので遅い時間になってしまったが、
10時35分に駐車場を出発して ”悠々山荘”からの登山道に入る。
ベタ曇りで湿度は高いが気温は22℃で暑くはなかった。
千町峠の登山口近くには西側と東側とに駐車場があり、展望の良い東側の駐車場に車を停める。 西側の駐車場には1台が停まっており、この車の持ち主は”平石山”に向かったものと思われる。
植林帯を抜けると穏やかな道となり、小さくアップダウンを繰り返す、
水平度と言ってよい位の道が続く。
根っ子が剥き出しの登山道は、ここだけが急登で直ぐにフラットな道となる。
アセビが茂る道を抜ける。 赤く見えるのはアセビの新芽であった。
ブナの小木が出て来て雰囲気は良くなる。
前方が開けて笹原が見えだすと、17年前には無かったシカ避けネットが
一面に張り巡らされていた。 ネットは比較的新しい物に見えた。
シカによる食害なのか、刈り込まれた笹原に点在するマツの木は日本庭園的な景観をしていた。
シカ除けネットの設置に伴って登山道は様変わりしているように見える。
この先は山頂である。
'01年06月に登った時には山頂手前に自然木のアーチがあり、
今でもこれが印象的に記憶が残っていたが、シカ避けネットの
設置の為か、このモニュメントは無くなっていた。
たった25分にて ”段ヶ峰”(1,103m)の山頂に着く。
べた曇りではあるが幸いガスは無く見通しは利いた。

ここには表示の標高は違うものの、新旧2つの山頂表示が在り、山頂に間違いないと思っていたが、
帰宅後、GPSの軌跡を見ると、山頂はもう少し北側となっていた。
ベタ曇りでコンストラクターの悪い中ではあるが、一応、写真を残しておく。
北西方向に見える ”杉山”(1,088m)へは縦走路が付いている程の距離であるが、ここからは歩いたことがない。
東側から伸びる ”達磨ヶ峰”(913m)、”フトウガ峰”(1,082m)を経由する長い尾根筋を見る。
南方向に '06年09月に沢登りをした ”倉谷”を見る。
西方向にはどっしりとした ”千町ヶ峰”(1,141m)が望めた。
シカの姿は見なかったが、シカの鳴き声は聞こえていた。
山頂で4分程休憩して下山に入る。 下山方向に見る笹原も中々の景観である。
ここだけは勾配のある植林帯の横を下る。ヒノキの隙間から悠々山荘が見えていた。
アセビの新芽は中途半端な色合いであった。
駐車場が見えた。 天気の影響なのか日曜日なのに貸切りであった。
昔からある ”悠々山荘”に寄ってみると営業中であった。
宿泊が出来て音楽会も行われるらしい。